<Header>
<Author: 張祜>
<Title: 雨淋鈴>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 雨淋鈴（うりんれい）>
<BookPage: 353>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
雨淋鈴夜卻歸秦，
猶是張徽一曲新。
長說上皇垂淚教，
月明南內更無人。
<End Poem>
<Translation>
雨がしとしとと降りつづき、鈴の音とひびきあう行路の夜の印象がこの悲曲をつくらせたが、そのまま、お上は長安の都にお歸りになることができた。昔、楊貴妃と遊宴の日々をお送りになった驪山の温泉宮においでになって、いつもお供をしている音楽師の張徽にまたこの曲を演奏させられた。それは今さらのようにまさまさと新しい悲しみをさそうものだった。張徽がいつも人に向かって「お上はさめざめとお涙を流されながら、わたしにこの曲をお教えくださった」と語った。「月の明るい晩、ただ月が明るく照らすばかりで、お上が垂れこめておわした南内の御殿には、がらんとして昔のおつきの人々など一人もいなかった。」
<End Translation>
<Formatted Translation>
雨がしとしとと降りつづき、鈴の音とひびきあう行路の夜の印象がこの悲曲をつくらせたが、そのまま、お上は長安の都にお歸りになることができた。
昔、楊貴妃と遊宴の日々をお送りになった驪山の温泉宮においでになって、いつもお供をしている音楽師の張徽にまたこの曲を演奏させられた。それは今さらのようにまさまさと新しい悲しみをさそうものだった。
張徽がいつも人に向かって「お上はさめざめとお涙を流されながら、わたしにこの曲をお教えくださった」と語った。
「月の明るい晩、ただ月が明るく照らすばかりで、お上が垂れこめておわした南内の御殿には、がらんとして昔のおつきの人々など一人もいなかった。」
<End Formatted Translation>